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鹿児島と屋久島を旅行するならどこがおすすめ?人気観光スポットとグルメを紹介!

日本の九州地方にある鹿児島県は、元々薩摩、大隅、多禰の3つの国に分かれていた歴史があります。

現在の鹿児島県は、これらの国がひとつとなり、さらに605個の島を持っているのが特徴です。

南北の距離が600㎞あるため、それぞれの地域によって気候が異なり、積雪のある地域もあれば亜熱帯地域も存在します。

そんな鹿児島県の中には、世界中から認められている屋久島があります。

この記事では、鹿児島や屋久島の特徴、おすすめ観光スポットに加えて鹿児島でしか味わえないグルメなどをご紹介します。

鹿児島や屋久島について知りたい方は、参考にしてみてください。

 

■鹿児島の屋久島ってどんな所?

鹿児島県の屋久島は、約1400万年前に花崗岩(かこうがん)が地層を押し上げた形が原型になっていると言われています。

人間が生活し始めたのは約1万数千年前とされていたものの、鬼界カルデラの大爆発で文明が途切れました。

しかし、縄文時代には島内での暮らしが戻っていて、現代に繋がっているのです。

そんな屋久島は、山頂付近がほぼ亜寒帯、平地は亜熱帯であり、年間平均降水量は全国1位となっています。

降水量が多いのは、黒潮からの水蒸気を受けやすいのが理由で、山間部になると約10,000mmもの雨が降る気候です。

年間の平均気温は平地で19.6℃、山頂付近は平均6~7℃と気温差があるのも特徴的です。

海岸部にはガジュマルなど亜熱帯植物が多くみられ、1000m付近になるとモミやスギが中心となります。

山頂部ではヤクシマシャクナゲなどの草原帯が多くなるため、日本の縮図としても知られています。

 

また屋久島では、屋久杉も有名です。

屋久杉は1563年に大隅八幡宮の建材に使われたことが記録として残っていて、最も古い内容となっています。

豊臣秀吉が発願した大仏を安置するための方広寺大仏殿にも屋久杉が使用されていたそうですが、残念ながら落雷で焼失しました。

江戸時代には、屋久島の歴史で最も有名な泊如竹が屋久杉の仕組み作りに最も貢献しています。

屋久島と屋久杉のために力を尽くした人物ですが、その後大正から昭和にかけて杉の伐採が行われた結果、屋久杉を切り尽くした場所も出てしまいました。

 

昭和41年に縄文杉が発見され、この頃から自然保護活動が高まっていき、昭和45年には兵頭昌明や柴鉄生などによって「屋久島を守る会」が作られました。

現在の屋久島は自然が守られた環境が戻り、ユネスコ世界自然遺産に登録されています。

 

■鹿児島・屋久島を旅するならどこがおすすめ?

自然の豊かな屋久島がある鹿児島を旅する場合、どのような場所を訪れるのがおすすめでしょうか?

ここでは、鹿児島と屋久島で訪れたい場所をご紹介します。

桜島

桜島は、鹿児島のシンボル的な存在です。

北岳と南岳が合わさった複合活火山であり、世界的にも知られている珍しい火山でしょう。

昭和29年に県の名勝に指定され、その高さは1117mあります。

今から約26,000年前に誕生した火山で、これまでに17回の大きな噴火を繰り返しています。

桜島という名前からもわかるように、本来は島でしたが1914年の噴火で溶岩が流れた結果、大隅半島の一部になりました。

現在も爆発的な噴火を常に繰り返しているため、この記録は観測史上最多を記録しています。

鹿児島港から桜島フェリーに乗り、約15分の船旅をすると到着です。

桜島には、1300年以上の歴史ある月讀神社、日本最大級の足湯がある「桜島」溶岩なぎさ公園足湯、日本の遊歩百選に選ばれた溶岩なぎさ遊歩道など散策しながら楽しめる場所が豊富です。

また、桜島フェリー内には人気のやぶ金のうどんや運が良ければデッキから野生のイルカを目撃することもあります。

桜島に到着する前から楽しみがたくさんあるでしょう。

 

【所在地】鹿児島県鹿児島市桜島横山町61-4

【アクセス方法】

市街地から市電「水族館口」下車、徒歩8分の場所にある鹿児島港桜島フェリーターミナルへ到着後、鹿児島港から桜島フェリーで約15分

市街地から市営バス16番「水族館前下車」徒歩約3分の場所にある鹿児島港桜島フェリーターミナルへ到着後、鹿児島港から桜島フェリーで約15分

・名勝 仙巌園

名勝 仙巌園は、日本を代表する名庭園であり、鹿児島に行ったら訪れてみたい場所です。

1658年に島津家19代となる光久によって築かれました。

錦江湾桜島が入る雄大で美しい景色が広がり、中国文化の影響を受けていることがみられるのが特徴です。

日本の近代化の先を進んだ場所であり、2015年には世界文化遺産の構成資産にも登録されています。

御殿は、29代の忠義の時に一時本邸として国内外の要人を招いた迎賓館としても使用された歴史があります。

 

【所在地】鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1

【電話番号】099-247-1551

【アクセス方法】

鹿児島中央駅からカゴシマシティビュー約50分、「仙巌園前」で下車

鹿児島中央駅から車で約20分

薩摩金山蔵

薩摩半島の北西部にあるいちき串木野市の中心部から、山に向かって進んだ自然の中にあるのが薩摩金山蔵です。

薩摩藩の栄華を支えた串木野金山は、本格的な焼酎のルーツ、日本の本格焼酎の歴史や文化を語り継ぐための場所となっています。

金山坑洞内は、約350年に渡って掘り続けられ、その長さは120㎞にも及びます。

1年中温度は19℃前後に保たれていること、湿度の高さ、太陽の紫外線を浴びないという環境から焼酎の熟成や貯蔵に優れた環境です。

不定期開催されるトロッコ列車に乗ると、坑洞内の焼酎蔵を近くで見学できます。

 

【所在地】鹿児島県いちき串木野市野下13665

【電話番号】0996-21-2110

【アクセス方法】

車でお越しの場合:南九州自動車道串木野インター」下車、国道3号線を川内方面へ約10分

JR串木野駅から約10分

鹿児島空港から約60分

バスでお越しの場合:JR串木野駅から路線バスで川内方面へ、「野下口」下車後、徒歩約5分

・指宿砂むし温泉

世界的にも珍しい天然の砂むし温泉として知られているのが、指宿砂むし温泉です。

砂むし温泉ですが、泉質はナトリウム塩化物泉という塩泉となります。

細かな白と黒の砂が混ざっていて、デトックス効果の高さから若い女性に人気のスポットです。

外国人観光客には、「和風サウナ」という呼び方で浸透しています。

そんな指宿砂むし温泉では、鹿児島大学医学部の調査によると、神経痛、腰痛、リウマチ、五十肩膝関節痛、脳卒中後の麻痺、冷え性更年期障害などの痛み、冷え性を伴う疾病などの有効性が実証されました。

これらの症状に悩まされている女性には、10分で全身から汗が溢れてくる体験が興味を呼んでいます。

温泉やサウナでも自律神経を整える効果が期待されていますが、砂むし温泉では体の中心部から全身を温めるため、原因が複雑であるアトピーにも一定の効果が期待できるようです。

砂むし温泉が終わったら、施設内の温泉水に使ったり、ドライサウナを楽しんだりできます。

 

【所在地】鹿児島県指宿市湯の浜5-25-18

【電話番号】0993-23-3900

【アクセス方法】

車でお越しの場合:JR指宿駅から車で3分

JR指宿駅から徒歩約20分

屋久島・白谷雲水峡

屋久島にある白谷雲水狭は、標高600m~1,050mにある屋久島自然休養林です。

北東部の白谷地区の原生林であり、1974年に自然休養林として登録されています。

白谷雲水狭の入り口には、推定樹齢約3000年とされる弥生杉の迫力が感じられます。

滝、大岩の他に苔むすなども美しく、自然の美しさの中に取り込まれて浄化されていくような感覚になるでしょう。

そんな白谷雲水狭には、弥生杉コース(60分)、奉行杉コース(3時間)、太鼓岩コース(4時間)があり、それぞれのコースによって感じられる景色が変わってきます。

弥生杉コースは、渓谷と大岩の迫力を感じられるコースです。

さつき吊り橋まで遊歩道があるので、散歩のような感覚で行きやすいでしょう。

奉行杉コースは、その名の通り奉行杉を中心に三本足杉、びびんこ杉など屋久杉を中心に観賞できます。

太鼓岩コースは、もののけ姫のモチーフになった苔むす森を通過して太鼓岩まで行けるコースです。

屋久島の山々を含めた森林が一望できるので、自然を満喫したい方におすすめでしょう。

元々屋久島は雨が降りやすい環境ですが、さらに白谷雲水峡は雨になることが多い場所です。

天気も関係してきますが、気温の急変が起こりやすいので、雨具の他に羽織るものを用意していきましょう。

 

【所在地】鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦

【電話番号】0997-42-3508(屋久島レクリエーションの森保護管理協議会)

【アクセス方法】

車でお越しの場合:宮之浦港から約25分

安房港から約55分

屋久島空港から約40分

屋久島・安房カヤック

屋久島でアクティビティを堪能したい方におすすめなのが、安房カヤックです。

リバーカヤックが盛んな屋久島では、安房川でカヤックする方が多くいます。

水の島と言われていることから水が島中を流れていますが、安房川は森に

囲まれた渓谷なので、自然を感じながら水上散歩のような体験ができます。

屋久島の中で最も長い川であり、森林の深い緑色を感じられるような緑の水面が美しく輝きます。

透明度も高いので、水中の魚の様子を眺めながらカヤックに乗ることもできます。

屋久島・大川の滝

日本の滝100選にも選ばれたのが大川の滝です。

屋久島の滝の中では水量も規模も最大であり、水の流れ落ちる迫力は、雄々しいさも感じるでしょう。

落差は88mあり、大量の水が一気に流れ落ちる様子は壮観で、音と水しぶきの迫力は体に感じるほどです。

夏場には、天然の涼を求めて多くの人が訪れる場所です。

近くには、大川湧水もあるのでこちらの方にも足を運んでみましょう。

 

【所在地】鹿児島県熊毛郡屋久島町栗生

【電話番号】0997-43-5900(屋久島町観光まちづくり課)

【アクセス方法】

車でお越しの場合:安房から時計回りで約49分

宮之浦から約75分

 

■鹿児島や屋久島で食べたいグルメは?

鹿児島や屋久島には、自然の魅力が溢れる所が豊富ですが、アクティビティを楽しんだ後はグルメも堪能してみましょう。

ここでは、鹿児島や屋久島で食べたいグルメをご紹介します。

・黒豚のしゃぶしゃぶ

鹿児島は黒豚が有名です。

和牛肥育頭数は全国トップクラスであり、黒豚発祥の地としても有名です。

自然で暖かい環境で育った黒豚は、柔らかな肉質と脂のバランスが絶妙です。

そんな鹿児島の黒豚を堪能するなら、黒豚のしゃぶしゃぶがおすすめです。

鹿児島駅から市電、バスで5分程度の場所にある「黒豚料理 あぢもり」は、黒豚のしゃぶしゃぶ発祥の店とされています。

1987年から営業している老舗です。

 

【所在地】鹿児島県鹿児島市千日町13-21

【電話番号】0992247634

【アクセス方法】

鹿児島市電 天文館通駅より徒歩5分、天文館通駅から274m

・鹿児島地鶏

鹿児島は豚肉も有名ですが、日本の三大地鶏のひとつである薩摩鶏も有名です。

約800年前から飼育されていた歴史があり、天然記念物となっています。

そんな薩摩地鶏の新鮮な鳥刺しで食べられるのが「地どりの里 永楽荘」です。

歯ごたえとしっかりした噛み応えがあり、ここでしか堪能できないメニューもあります。

 

【所在地】鹿児島県霧島市隼人町松永3766

【電話番号】0995423210

【アクセス方法】

表木山駅から1897m

・黒毛和牛とたけのこ

薩摩では、黒毛和牛も高い評価を得ていますが、さらに地元のたけのこを使った特別なメニューが「黒毛和牛たけのこ丼」です。

「醍醐食堂」では、和牛の美味しさを味わえる方法で調理していて、焼き肉風味のあまじょっぱい味付けで箸が進むでしょう。

 

【所在地】鹿児島県薩摩郡さつま町轟町24-6

【電話番号】0996531919

【アクセス方法】

さつま町市街地より鶴田方面(医師会病院方面)に向かう途中、さつま警察署裏手

鹿児島ラーメン

九州地方はとんこつラーメンが有名ですが、鹿児島には鹿児島ラーメンがあり、県外からラーメン目当てに訪れる方もいます。

白濁したラーメンスープはとんこつのようですが、脂っぽさもなく、すっと入り込むような麺と味が特徴です。

鹿児島ラーメン豚とろ 天文館本店」では、とろけるようなチャーシューが堪能できます。

 

【所在地】鹿児島県鹿児島市山之口町9-41

【電話番号】0992225857

【アクセス方法】

鹿児島市電「高見馬場駅」から徒歩3分、「市立病院前駅」から徒歩4分、「天文館通駅」から徒歩7分

 

 

ここまで、鹿児島の人気観光スポットや鹿児島でしか味わえないグルメをご紹介してきました。

自然豊かな鹿児島や屋久島では、様々な観光スポットやアクティビティがあり、自然を満喫できるのが特徴です。

また、鹿児島の食材を使用したグルメもあり、ここでしか味わえないものが豊富です。

鹿児島や屋久島を旅行したい方は、この内容を参考にして訪れてみてください。