カヌーは、1~2人が乗れる小さな舟で楽しむ水上アクティビティです。
自然との一体感も味わえるスポーツとして、幅広い年齢に愛されています。
水辺の景色を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
今回はキャンプの際に楽しむ人も多いカヌーの魅力と注意点をご紹介します。
■カヌーってどんなアクティビティ?
カヌーとは、パドルを使って漕ぐ小型の舟のことです。
日本では「カナディアンカヌー」という舟が一般的で、大きな荷物を積めるデッキが広めのタイプもあります。
水に浮かべた時の安定性が高く、衝撃の吸収性にも優れているため、マリンアクティビティ施設でも多く採用されている舟です。
以前は木製が主流でしたが、最近は空気で膨らませるポリエチレン素材のカヌーが多く使われるようになりました。
このタイプは軽くて持ち運びしやすく、キャンプ場に持ち込んで使う人もいます。
■カヌーとカヤックの違いは?
カヌーとカヤックは、舟やパドルの構造、漕ぎ方が異なります。
カヌーは座るか立ち膝で、ブレード(水かき)が片側のみについているパドル1本を使って漕ぐアクティビティです。
デッキはオープンタイプとなっているため、解放感を味わえるでしょう。
カヤックは舟のデッキが密閉されており、パドルの両端にブレードがついています。
カヌーはゆっくり水の上を進みながら自然を楽しむアクティビティですが、カヤックはスピード感のあるパドリングが特徴で、水流の激しいところを進む刺激的なスポーツです。
一般的にカヌーは初心者向け、カヤックは上級者向けといわれています。
キャンプで気軽に楽しむなら、ゆっくり自然を鑑賞できるカヌーがおすすめです。
■キャンプでカヌーを楽しむ人が急増中
キャンプでは焚き火をしたり、テントを張ったり、自然の中に小さな生活拠点を作るような体験ができます。
コーヒーを飲みながら、ただのんびり過ごす時間も楽しいですよね。
それだけでは満足できない人や、じっとしていられない子どもにもおすすめなのがカヌーです。
流れの緩やかな川や湖、海が近くにあるキャンプ場では、カヌー体験ができるところもあります。
自然の景色を楽しみながら体も動かせるので、爽快感や達成感が得られるでしょう。
ゴールを決めず、家族や友人と語らいながら気まぐれに漂うのも良い経験になります。
水上では、都会に住む人にはなかなか見ることのできない景色が広がっているはずです。
水辺に生息する動植物にも出会えるかもしれません。
インストラクターによるカヌー教室を実施しているキャンプ場もあるので、水上アクティビティ初心者はぜひ受講してみてください。
■カヌーはオールシーズン楽しめる
夏のアクティビティとして人気のカヌーですが、防寒対策を行えば冬でも楽しめます。
春や秋の過ごしやすい季節はもちろん、冬は静かな雪景色の中を進むのもおすすめです。
舟から眺める景色から、四季折々の自然の美しさを堪能できるでしょう。
カヌーにオフシーズンはなく、一年を通していつでも楽しめます。
ただし陸上に比べて体感温度が低くなるので、夏以外は万全な寒さ対策が必須です。
暑い季節は熱中症の危険性もあるため、水分補給や日焼け対策も忘れずに。
穏やかな気候の春や秋も、天気や時間帯によっては冷え込んだり、急に気温が上がったりすることがあるので注意しましょう。
また、大雨などで水量が増している時や風が強い日は危険です。
安全に楽しむため、事前にキャンプ場のホームページなどでカヌーの運行状況や水辺の様子などを調べておくことをおすすめします。
■キャンプでカヌー体験をする際の注意点
カヌーを安全に楽しむには、次のようなリスクについて考えておかなければなりません。
・低体温症に注意
水上アクティビティである以上、舟が転覆しなくても水に濡れる可能性があります。
急に雨が降ってきたり、パドリングの際に水しぶきがかかったりすることも考えられるので、速乾性・保温性に優れたウェアを着用しましょう。
水に濡れると体温が奪われ、低体温症になるリスクもあります。
暖かい季節も油断せず、防寒対策を徹底してください。
・天候、危険な動植物に注意
キャンプでカヌー体験を計画する際は、事前に天候や水辺の状況について下調べが必要です。
水の流れが早く、岩場が多い場所は危険度が高いので避けましょう。
場所によっては生息する動植物に注意が必要なケースもあります。
最近はキャンプ中に野生動物と遭遇し、ケガをしたり荷物を奪われたりする人も増えているようです。
水辺に生息する動物のなかには人を襲う可能性のある種類もいるので、カヌーの際は十分気を付けてください。
・体力やスキルに合ったフィールド選びを
カヌーは年齢・性別を問わず楽しめますが、体力やスキルに合っていないフィールドで遊ぶのは危険です。
体力に自信があっても、パドル1本でカヌーを漕ぎ進めるのは容易なことではありません。
水の流れが急な場所では転覆の危険もあるため、十分注意してください。
初めから遠くまで行こうとせず、流れの穏やかな湖や川で短い距離を行ったり来たりするのがおすすめです。
数回体験して慣れてきた人も、無理をせず少しずつステップアップしましょう。
初めてのカヌー体験では、インストラクターがいるキャンプ場を選ぶと安心です。
■カヌーに必要な服装は?
カヌーでは、動きやすい服とシューズを着用しましょう。
速乾性のある素材、ストレッチが効く素材のものを選ぶと安心です。
◎スポーツウェア(長袖・長ズボン)
◎防寒着(レインウェア・ウィンドブレーカー)
◎ライフジャケット
◎マリンシューズまたはランニングシューズ
夏は水着だけでカヌーに乗る人も多いですが、体が濡れると体温が奪われ、日焼けもしやすいので長袖長ズボンを着用するのがベターです。
速乾性のあるドライシャツやスパッツ、ラッシュガードなど、スポーツウェアを着用しましょう。
寒い季節は、濡れても保温性が高いフリース素材がおすすめです。
トレーナーやジーンズ、チノパンは濡れると重くなり、体温も奪うので危険です。
靴はマリンスポーツ用の軽くて乾きやすいシューズ、ランニング用の靴でも良いでしょう。
サンダルは脱げやすく、岩場に降りる時などにケガをしやすいのでNGです。
底が厚すぎるとカヌーに足を置きづらいため、ストレッチ性に優れた薄めのソールが適しています。
■持って行くと安心!便利なアイテム
カヌーキャンプをするなら、次のような物も用意しておきましょう。
◎バスタオル(2~3枚)
◎帽子
◎日焼け止めクリーム
◎水筒
◎サングラス
バスタオルは濡れた服を拭いたり、着替えたりする時にも使います。
地面に敷いて座ることもできるので、汚れても良い大きめのタオルも用意しましょう。
帽子はつばが広めのバケットハットやアウトドアハットがおすすめです。
日差しだけでなく、雨も防げます。
風に飛ばされる可能性があるので、あごひもが付いていると安心です。
サングラスは強い日差しから目を守ってくれます。
落下防止のため、メガネバンドを装着しましょう。
カヌーは2時間以上乗っていることも多く、炎天下では喉も乾きやすくなります。
水分補給が必須ですが、ペットボトルではフタを落としてしまう人も少なくありません。
保温性に優れ、フタが取れないタイプの水筒がおすすめです。
寒い季節は温かい飲み物を用意して、体の中から温まりましょう。
カヌーはマリンスポーツ初心者にもおすすめのアクティビティです。
水の上に舟を浮かべ、ゆっくりパドリングするだけでも良い運動になります。
雄大な自然を眺めながら、極上のリラックス体験をしてみてはいかがでしょうか。