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固定費削減は節約成功への近道!家計管理の見直しポイントと節約方法

家計簿をつけたことがある方であれば、家計の見直しと言えば、「固定費の削減」が重要だと耳にしたことがあるでしょう。
家計を改善したい場合、固定費の節約から着手する方法が、一番効果が高いとされているからです。
しかし、固定費の見直しと言っても具体的に何から始めていいのか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回、家計管理のポイントとして重要な固定費について、節約するメリットや節約術について紹介します。
家計管理に自信がない方や固定費を下げる節約方法をお探しの方はぜひ参考にしてください。


■固定費とは何にかかる費用?変動費との違いとは?

毎月の支出の内訳は大きく「固定費」と「変動費」に分けることができます。
固定費とは、変動しない支出を差し、家賃や光熱費など毎月一定にかかる金額です。
一方、変動費はその名のとおり、支払いが変動する予測がつかない支出を指します。
主に食費や交際費、医療費、雑費などが該当します。
節約する固定費に該当する支出は以下のとおりです。

◎住居費
◎通信費
水道光熱費
◎保険料
◎車の維持費
◎教育費
サブスクリプション
◎会費

一般的に家計にかかる支出の多くが固定費によるものです。
そのため、固定費を見直すだけで毎月の支出を減らすことができます。
効率よく家計を改善したい場合、固定費にスポットが当たるのはこのためです。
家計の見直しをする場合、まずは家計簿をつけることから始めましょう。
毎月何に支払っているのか把握していなければ、どこを節約すれば良いのかもわかりません。
まずは、数ヶ月家計簿をつけ、どのくらい固定費と変動費に使っているのか確認してください。
また、節約しているつもりでも無駄な穴が空いている場合もあります。
そこで、活用してほしいのが「固定費の項目と理想的な割合」の分布図です。
理想的な割合の目安は、収入の45%を固定費、35%を変動費、20%が貯蓄とされています。
ネットや主婦向け雑誌などでは、より詳細に固定費の理想的な割合を確認することができるでしょう。
記録した家計簿と照らし合わせることで支出の傾向が掴めるはずです。
それをもとに節約を開始していくと良いでしょう。


■固定費の削減から得られるメリットとは?

前向きに固定費を削減していくためには、固定費節約によるメリットを理解しておくことが重要でしょう。
ここでは、固定費を削減した場合の5つのメリットについて紹介します。

・持続的な節約効果が期待できる

一度固定費を見直してしまえば、毎月削減効果が期待できます。
月に3,000円固定費が節約できれば、毎年36,000円の効果があり、2年で72,000円の節約につながります。
この計算のしやすさも節約効果の持続につながっていると言えるでしょう。

・節約成果が見えやすい

節約できた固定費を毎月別口座に振り替えれば、より節約の成果を感じることができるでしょう。
変動費の場合、毎月決まった金額ではないため、節約できた月もあれば支出がかさむ月もあります。
そのため、変動費の削減は固定費の削減と比べて節約効果がわかりにくいです。

・生活の質を落とす必要がない

変動費を節約する場合、食費を減らしたり、買い物を控えたり、飲み会や外食を我慢して支出を抑えなければなりません。
こうした節約は、生活の質を落とすだけでなく、人付き合いが希薄になったり、日々の生活に楽しみがなくなったりする場合もあります。
無理やストレスが積み重なって、体調を崩してしまうこともあるでしょう。
しかし、固定費を削減する場合、サービスの変更や解約などのため、手間やストレスがかからないケースが多いです。
変動費の節約とは異なり生活の質を落とす必要がないのです。

・難易度が低い

変動費の節約は、毎日のお金の使い方で決まってきます。
安いスーパーをはしごしたり、安い食材で献立を組んだり、買いだめしたりと手間と労力を要します。
一方、固定費の削減は、不要なサービスを解約したり、サービスを提供する会社を変更したりと簡単なアクションで済むことが多いです。
我慢やストレスを強いられず、難易度も高くありません。

・手元に残るお金が多くなる

節約をして支出を減らすことで、その分手元に残るお金が多くなります。
節約した分、自由に使えるお金が増えるので、生活にゆとりもでるでしょう。
また、手元に残ったお金を教育資金や老後資金として備えるために資産運用の額を増やすこともできます。

固定費


■項目別固定費を節約する方法

ここからは固定費を節約する方法について紹介しましょう。
代表的な固定費を金額の大きい順に並べています。

・【住居費】の節約方法

固定費に占める住居費(家賃や住宅ローン)の割合は大きいです。
住居費の目安は収入の30%以下とされています。
極端にオーバーしている場合は見直す必要があるでしょう。
住居費を節約する方法は賃貸と持ち家では異なります。
賃貸の場合は、「更新時の家賃交渉」「同レベルで家賃が安い物件を探し引っ越す」「ルームシェアをする」などの方法があります。
持ち家の場合は、「住宅ローンの繰上げ返済」「住宅ローンの借り換えを検討」などが挙げられます。
どちらも手間と手数料がかかりますが、条件などが合えば大きく固定費を減らすことができます。

・【自動車に関連費】の節約方法

自動車を保有している場合、車両本体価格だけでは済みません。
駐車場代、車検代、自動車保険自動車税、整備代、ガソリン代などの維持費が発生します。
車を手放すことが一番の節約になりますが、日常生活で必要な場合は固定費を削減するしかありません。

自動車保険の見直す
◎駐車場代の見直す
◎ガソリン代を見直す
◎カーリースやカーシェアを検討する

これらを見直して固定費を削減しましょう。
自動車保険は保障人数を減らしたり、年齢を限定したり、車両保険を外すことで安くすることが可能です。
また、条件に合った保障内容で契約会社を変更すれば、保険料を減らすことができます。
ガソリン代は、車に乗せる荷物を減らし、セルフのガソリンスタンドを利用することでガソリン代を抑えられるでしょう。

・【保険料】の節約方法

月々の支払額が大きくなくても、長期にわたる生命保険などの保険料は住宅と同様大きな支出です。
まずは、どんな内容の保険に加入しているのかを確認しましょう。
節約を重視するのであれば、保険料が安い掛け捨ての保険を選択してください。
貯蓄型の生命保険は、利回りの高いお宝保険でない限り割高の可能性が高いです。
運用実績の悪い商品に保険料を支払い続けて、元本割れや損してしまうケースもあるので、解約やプランの変更を検討しましょう。
また、日本の公的保険は充実しているため、医療保険は必ず加入しておかなくてはいけないわけではありません。
高額療養費制度もあり、子どもへの医療費補助も手厚いです。
その他、損害保険や団信などで二重加入していないかも確認しておきましょう。
保険は加入しっぱなしで内容を把握していない方も多いです。
いざという時のためにも契約内容を把握し、本当に必要な保険だけに絞っておきましょう。

・【水道光熱費】の節約方法

水道光熱費は、大きな節約というより日々の積み重ねによる節約と言えるでしょう。
節約方法としては、ガス会社・電力会社の見直しをする、セットプランを利用する、省エネ家電に変える、ガス・電気・水道の使い方を見直すなどが挙げられます。
電力自由化により、個人で電力会社を指定できるようになりました。
各社お得なプランを設けているので、家族やライフスタイルに合ったプラン選び固定費を削減しましょう。
また、初期費用はかかりますが、省エネ家電を選ぶことで長期的に見て固定費を削減することもできます。

・【通信費】の節約方法

大手キャリアではなく、格安SIMを選択することで通信費を大きく下げることが可能です。
家族割や学生割、Wi-Fiと同時契約での割引など各社様々なサービスを展開しているので利用しましょう。
キャリア変更に抵抗がある場合は、契約プランの見直しをしてください。
必要のない高いプランを契約していたり、無駄なサービスがついていたりする場合があるからです。
また、以前よりもお得に使えるプランが増えているので、面倒くさがらずにプランの見直しをしてみましょう。

・【教育費】の節約方法

子どもへの支出はどうしても聖域になりやすいものです。
本当は必要ないものでも、一旦始めてしまうとなかなか止めることが難しく、子どもの人生にも関わるため節約しづらい項目でもあります。
まずは、子どもと話し合いをし、習い事の優先順位をつけてみましょう。
行きたくない習い事を惰性で続けさせるのは無駄になるからです。
本当にその習い事が必要かどうか確認し、固定費の削減につなげましょう。
また、スマホアプリや動画を使ったオンライン講座も充実しています。
個別指導の塾にこだわりがないのであれば、オンラインを検討してみましょう。
質の高い授業を受けられるだけでなく、受講料を下げることができます。

・【サブスクリプション】の節約方法

サブスクリプションとは、定期購読・会費を差し、毎月定額の料金を支払うことで自分の好きな音楽や映画、アニメなどが楽しめるサービスです。
金額も低く、毎月自動で引き落とされるため、使用していないのに複数契約したままになっているケースも多いです。
自分が利用しているサービスを把握し、利用頻度が低いものは解約していきましょう。
時間は有限であり、いくつもサブスクリプションを利用していても有効活用できていない場合が多いです。
書籍などが読み放題のサブスクリプションは、毎月何冊も読んでいないのであれば、欲しい書籍をその都度買う方が結果的に安く済みます。
それぞれのサービスが本当に必要か考え、不要なものは解約しましょう。

 

 

今回は、家計管理のポイントとして重要な固定費について、節約するメリットや節約術を紹介しました。
固定費の見直しは、不要かどうかの判断が求められるため、手間に感じることがあるかもしれません。
しかし、一度見直してしまえば、ストレスなく毎月の支出を減らすことができ、効果も大きいです。
固定費は、長期にわたって支払いが続くものなので、少しの工夫でも大きな節約につながります。
この記事を参考にまずは家計簿をつけて毎月の収支を把握しましょう。
そして、必要のないサービスや無駄を省き、賢く節約をして、よりよい暮らしを手に入れてください。