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忙しい時ほど心は豊かでありたい!心や体を整えるには?

仕事やプライベートが忙しくなると、ついつい自分を追い込んでしまいがちです。
そうなるとメンタル的にもきつくなってしまうため、忙しい時ほど心豊かに過ごしたいと思うものです。
しかしそれは簡単ではありません。
簡単に実践できるなら、すでに忙しさからメンタルの不調を訴えることなどないはずです。
そこで今回は、忙しい時ほど心の余裕がなくなってしまう理由や、忙しくてメンタルが弱っている時の兆候、心や体を整える方法について解説していきます。
忙しくて心が荒んでいる人は必見です。


■忙しい時ほど心の余裕がなくなってしまうのはなぜ?

忙しい時ほど、心の余裕が持てなくなってしまう人は少なくありません。
そうなってしまう背景には、線引きができていないことが挙げられます。
仕事やプライベートで「ここまでなら問題なくできる」「これ以上は無理」という線引きができないと、やらなければいけないことがどんどん積み重なっていきます。
その状態が続くとどうにもできない状況に陥り、ストレスが大きくかかってしまうのです。

また、将来に対する不安もストレスの大きな要因になります。
将来について悩み過ぎてしまうと不安感が大きくなり、心に余裕がなくなっていくと言われています。
将来どうなるかということは誰にもわからないので、悩んでも仕方ありません。
しかし、一度そのような不安に苛まれるとなかなか抜け出すことができなくなってしまいます。

ストレスを抱えて辛い状況にある人は、それでも完璧に物事をこなそうとする傾向があります。
そして余計に心の余裕がなくなってしまうのです。
ストレスが溜まる原因には、仕事で関わっている大きなプロジェクトや引っ越し、義実家との旅行など様々です。
どうしても回避できないものもあるため、自分の中でうまく心と体を整える必要があると言えます。


■忙しくてメンタルが弱っている時の兆候とは?

仕事やプライベートでストレスが溜まると、どうしてもメンタルが弱ってしまいます。
そこで続いては、忙しくてメンタルが弱っている時の兆候についてみていきましょう。
1つでも当てはまるものがあったら、ストレスで心と体がSOSサインを出している可能性があります。


・疲れているはずなのに眠れない

仕事で疲れているはずなのになかなか寝付けなかったり、夜中に何度も目が覚めてしまったりするのは、ストレスで心が悲鳴を上げている可能性があります。
逆に眠り過ぎてしまう場合も同様です。
睡眠は、私たちにとって必要なことで、心身の状態を知るバロメーターにもなります。
たまに眠れない日があるくらいなら、健康な人でもあり得るでしょう。
しかし、市販の薬やアルコールなどに頼らなければ眠れない、朝起きるのがつらくて仕方ない、といった状況が1週間以上続いたら、心か体に異変が起こっている可能性が高いです。
普段とは眠りの様子が違う日が長期的に続く場合、何かストレスに感じる出来事がなかったか考えてみてください。


・今まで好きだったこと、楽しんでいたことに対する興味が薄れてきた

好きでやっていた趣味に対して楽しさを見いだせなくなってきた場合も注意すべきだと言えます。
うつ状態になりかけていたり、不安な気分の心が侵されたりしている可能性があるからです。
友だちと遊ぶ予定を立てているのにワクワクしなくなってしまったり、行くのが面倒だと感じるようになってしまったりした場合も、同様の状況だと考えられます。


・常にイライラしている

周りの人のちょっとした欠点が気になりすぎたり、パートナーや同僚などに普段以上に当たり散らしたりする場合も、忙しくてメンタルが弱っている可能性が高いです。
時にイライラしてしまったり、文句を言いたくなったりすることは、普段でも当然あるでしょう。
しかし、その感情の波が激しい時は注意が必要です。
きちんと食事や睡眠をとっているのに周りに対して日常的にイライラし続けてしまうのは、ストレスで精神的に参っていることが考えられるためです。
日常生活に支障をきたしてしまうほどという場合は、心療内科などに相談し、カウンセリングをしてもらうのも良いでしょう。
カウンセリングを受けることで、自分では気が付いていないイライラの原因を知れる可能性もあります。


・飲酒量が増えた

ストレスが溜まるとお酒の量が増えてしまう人もいます。
今までよりも1回あたりの飲酒量や飲む回数が増えてしまった時は、メンタルが限界に近い可能性があります。
お酒を飲んだところでストレスの原因が解消するわけではありません。
それどころか精神的に余計混乱してしまう可能性すらあるのです。
そのため、家族などから「最近ちょっと飲み過ぎじゃない?」などと言われたら、ストレスを感じていないか見極めるため、自分と向き合う時間を作るようにしましょう。


・常に落ち込んでいる

気分的に落ち込む日が増えた場合も、心と体がSOSを出していると考えられます。
だるさや疲労感があり、以前のように動けなくなったと感じる場合は特に注意が必要です。
仕事のストレスが原因でうつ状態になっている可能性があります。
何もする気が起きず、休みの日はほとんど布団で過ごすといった状態になる可能性もあります。
そうなってしまう前に、ストレスの原因を突き止め、自分を解放してあげなければいけません。


・罪悪感が強くなった

SNSに書かれたネガティブなコメントがずっと気になったり、自分の発言で誰かが嫌な思いをしているのではないかと常に気になったりすることもあります。
「少し言い過ぎたかもしれない」などの後悔は誰にでもありますが、それについてくよくよと悩み過ぎる場合は要注意です。
過去の失敗に過剰に後悔したり、「全て失敗だ」という先入観に捉われたりするようになったら、心が限界を迎えている可能性が高いです。
そのような時は、自分を大切にするという目的でゆっくりと過ごす時間を作るようにしましょう。


・食欲に変化が生じている

食欲が異常になくなったり、空腹でもないのに食べすぎたりすることも、ストレスが溜まっている指標になります。
食に対する興味が湧かずに食べなければ、どんどん痩せてしまいます。
また、空腹を満たす以上に食べてしまうと、太ってしまうこともあるでしょう。
その他にも、下剤の多用や激しい運動、食事量◎内容の気にしすぎなど、行きすぎた行動に出てしまうといったパターンもあります。
正常な食習慣から逸脱している場合、何らかのSOSを心や体が発していると考えてみてください。


・物事に集中できない

物忘れがひどくなったり、会議や仕事中の会話に集中できなくなったりした場合も、注意が必要な状況です。
以前と比べてぼーっとする時間が増えた場合も同様です。
プライベートであれば誤魔化しがきく部分もあるかもしれませんが、仕事に集中できないと業務に支障が出てしまいます。
そのような状況が一時的ではなく継続すると、周りからも心配されるようになるでしょう。
周りから心配されるほど集中できない状態になった場合は、自分を守るために休むという選択肢も考える必要があります。


・とにかくスケジュールを詰めてしまう

仕事や習い事、友だちとの予定などを詰め込んでしまう人は、自分自身のメンタル的な問題に気が付いていながら、目をそらそうとしている可能性があります。
目をそらすために予定をたくさん入れ、見て見ぬふりをしているのです。
予定が詰まっていると、ただでさえ疲れが取れていないのに、より一層疲弊することになりかねません。
つまり、逆効果です。
明らかに無理をしているということは自分が一番わかるはずなので、自分と向き合う時間や休息の時間を意識的に設けるようにしましょう。


・生きていることに対して意味を感じられない

仕事でトラブルがあったり、プライベートで嫌なことが続いたりすると、生きていることに嫌気がさしてしまうこともあります。
「生きている価値はあるのか」、「何のために生きているのか」などと悩み出したら、それは心身ともに疲弊しきっている証拠です。
リフレッシュする時間を作る必要があるでしょう。

 

■忙しい時に実践したい!心や体を整える方法

忙しくて心身ともに疲れ切っている時は、心や体を整える必要があります。
最後に、心や体を整える具体的な方法をいくつかピックアップしてご紹介します。
リフレッシュしたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。


・季節の変化を楽しむ

忙しい毎日を送っていると、いつの間にか季節が変わっていたなんてことも珍しくありません。
あっという間に1年が過ぎてしまうと感じる人は、きっとそのような状態でしょう。
季節を楽しむ余裕がないほど忙しい日々を送っている証です。
春には梅や桜、菜の花などが世界を美しく彩ってくれます。
夏にはセミが鳴き、風鈴の情緒ある音が鳴り響くでしょう。
秋には木々が色づき、自然の美しさを感じさせてくれます。
そして冬には地域にもよりますが雪が降り、純白の世界を見せてくれます。

また、季節ごとに旬の食材もあるので、味覚で季節の移ろいを楽しむこともできます。
旬の食材には、以下のようなものがあるので、参考にしてみてください。

【春の食材】

◎菜の花
◎いちご
◎春キャベツ
◎タケノコ
◎あさり など

【夏の食材】

◎トマト
◎スイカ
◎きゅうり
◎アジ など

【秋の食材】

◎栗
◎サツマイモ
◎柿
◎さんま など

【冬の食材】

◎白菜
◎大根
◎みかん
◎ブリ など


・毎日の食事を楽しむ

喫茶喫飯という言葉を知っていますか?
これは、お茶を飲む時はお茶に集中し、食事をする時は食事に集中するという意味を持つ禅の言葉です。
当たり前だと感じる人もいるかもしれませんが、マルチタスクに追われている現代人にとって簡単なことではありません。
スマホやテレビを見ながらお茶や食事をする人は非常に多いです。
それではお茶や食事に集中できないので、スマホなどを触らないように意識してみてください。
食事に集中するためには、視覚や味覚、聴覚、嗅覚、触角をフル活用するのがポイントです。
食べ物の見た目やニオイ、舌触り、咀嚼時の音などに意識を向けると、五感を活用できます。
そうすることで、今までとは違った感覚でおいしさを楽しめるでしょう。


・お風呂にゆっくりと入る

お風呂は、誰でも簡単にできるリラックス方法です。
入浴自体に疲労回復効果があることは、多くの人が知っているでしょう。
筋肉の緊張を緩めることにつながることから、リラックス効果があると言われています。
ゆっくりと入浴するのは時間の無駄だと感じてしまうかもしれませんが、入浴して体の芯から温まると睡眠の質も向上します。
質の高い睡眠を手に入れることができれば、疲労感が翌日に残ることもなくなるので一石二鳥です。
お風呂に入るタイミングを寝る90分前にすると、深部体温が下がって眠りにつきやすくなるのでおすすめです。


スマホに触れない時間を作る

忙しい時は、寝る時間すらもったいないと感じてしまうものです。
寝る直前まで仕事をしなかったとしても、癒しを求めてスマホでドラマやアニメを見てしまう人もいるでしょう。
寝る前の時間を自分のために使いたいと思う気持ちもわかりますが、睡眠時間を削るのは得策ではありません。
睡眠時間を削ると睡眠不足になり、結果的に疲れが取れないという悪循環になってしまうためです。
スマホでドラマやアニメを見たいなら、休日の昼間をそのような時間に充てるようにしましょう。
そして寝る前は、スマホも触らないようにすると、心身ともにしっかりと休むことができます。


・友人に愚痴を聞いてもらう

何か嫌なことがあったり、仕事で忙しすぎたりする場合、友人に愚痴を聞いてもらうのもおすすめです。
我慢に我慢を重ねているとどこかで限界が来て爆発する可能性があるので、時間を見つけて電話を掛けたり、休みが合う日にお茶をしたりしましょう。
仕事が忙しい理由が上司の仕事配分が下手などの場合、自分だけの力では解決が難しいです。
解決できそうもない問題が潜んでいる時は、友人に何があったのか、どのような気持ちになったのか、などを聞いてもらうと少しはすっきりするはずです。


・原因が仕事にある場合は環境を変えるのもおすすめ

ストレスの原因が仕事にある場合は、転職を検討するのもおすすめです。
生きていくためにはお金が必要なので、働かないという選択はできないでしょう。
しかし、ストレスが溜まるほど忙しい場所で働き続けるのは自分を追い詰めるばかりです。
状況を好転させたいなら、環境を変えることも検討してみてください。
同業種や同職種であっても、今以上に働きやすいと感じる職場はきっとあるはずです。
仕事の忙しさ以外の不満がないと転職活動を始める後押しにならないと感じる人もいると考えられますが、ストレスを抱えたまま我慢していても良いことがありません。
そのため、原因が仕事にある場合は環境を変えることも視野に入れてみましょう。

 


仕事やプライベートで忙しくなると、心身ともに疲弊してしまうものです。
その時に自分なりの発散方法がわかっていれば問題ありませんが、そうでないとメンタル面の不調につながる場合があります。
不調を回避するためには、忙しい時に実践したい心や体を整える方法をぜひ試してみてください。
全て生活に取り入れるのは難しいと思うので、自分に合っているのはどれか知るために、1つずつ試してみるのがおすすめです。