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私って非常識!?他人から非常識と思われる行動や改善方法、非常識な人との付き合い方を解説!

自分では常識だと思っていたことが、周りの人から指摘されて実は常識ではなかったと気づいた経験がある人もいるでしょう。
今回は、他人から非常識だと思われる行動や非常識な言動をとってしまう理由、非常識な人との付き合い方について解説するとともに、常識を身に付ける方法もご紹介していきます。
非常識な人に振り回されて困っている人も、自分の常識やマナーに自信がないという人も、ぜひチェックしてみてください。


■他人から非常識だと思われる言動

まずは、多くの人が非常識だと感じる言動からご紹介していきます。
自分に当てはまるものがある場合は、改善を目指しましょう。


・自己中心的な発言や行動をする

常識がない人には、自己中心的な言動が多く見られます。
例えば、深夜にもかかわらず電話をしてきたり、相手が傷つくようなことを平気で言ったり、自分がやりたくないことを押し付けてきたり、といったことでイライラしたり落ち込んだりした経験がある人もいるでしょう。
常に自分を中心に考えているため、他人の気持ちや迷惑などは省みないのです。
また、周囲の空気を読むことも苦手なため、自分が迷惑をかけていることに気づいていないこともあります。


・マナーを守らない

公共のマナーを守らないのも、常識がない人の特徴です。
例えば、静粛さが求められる場所で騒がない、ゴミはゴミ箱に捨てる、割り込みはしない、目上の人には敬語を使う、といった子供でも分かるようなマナーも常識がない人には通用しません。
他人にマナー違反を指摘されると、拗ねたり怒りだしたりすることもあります。
自分さえよければ他人はどうでも良いという態度では、非常識な人と思われて当然でしょう。


・挨拶をしない

挨拶をしない人に対して、常識がないという印象を抱く日本人は多いです。
社会人として、挨拶は基本中の基本です。
子供の頃から親に「挨拶をしなさい」と教えられてきた人も多いでしょう。
そのため、職場や外出先で上司や同僚、知り合いなどと顔を合わせた際に、挨拶をしなければ、印象が悪くなり信用をなくす可能性もあります。
挨拶には、自分の存在を示すことの他、相手に好印象を与えたり、心の距離を近づけたりなど、様々な効果があるとされています。
「おはようございます。」「お疲れ様です。」といった一言がないだけで、非常識な人と認定されてしまうのは非常に残念なことと言えます。


・他人の評価を気にしない

常識がない人は、他人の評価を気にしない傾向にあります。
他人からどう見られているかはどうでも良いため、自己中心的に振る舞えるのでしょう。
他人の評価など関係なく言いたいことを言って、やりたいことをするという性格で、リーダーのような立場を任されたりする人もいますが、その分反感も買いやすいです。
周囲の評価ばかり気にして消極的になってしまうのも良くありませんが、時には自分の言動が誰かを傷つけていないか、迷惑をかけていないか、振り返ってみるのは大事なことです。


・自分の非を認めない

自分の非を認めず謝らない人も、常識がないと捉えられることが多いです。
常識的に考えれば、自分の失敗が原因でトラブルになっている場合、まずは謝罪するのが基本です。
それにもかかわらず、謝罪もせずに人のせいにしたり嘘をついたりして、責任を逃れようとすれば、周囲からの信頼を大きく失ってしまいます。
しかし、常識がない人は自分の言動がどのような影響をもたらすのか想像する力も欠如しているため、その場しのぎのような言動をとるものと推測できます。


・他人からの親切に気づかない

常識がない人には、周囲の人から親切を当たり前だと思っているような態度もよく見られます。
相手がどんな気持ちでプレゼントや手助けをしてくれたのか、その裏にどんな苦労があったのかということが考えられないため、「ありがとう」という言葉もなければ、お返しも思い浮かばないのでしょう。
こうした非常識な人と付き合う場合、最初はこちらから親切心で行っていたことも、そのうち相手から要求されるようになったり、要求がどんどんエスカレートしていったりする可能性もあるため注意が必要です。


■非常識な言動をとる理由

身近に非常識な人がいると、嫌な気分になったりイライラしたりしてしまいがちですが、なぜそのような言動をとるのかが分かれば、多少はストレスを抑えられるかもしれません。
そこで、ここからは非常識な言動をとる人の心理を探っていきましょう。


・非常識だとは思っていない

非常識な人は、そもそも自分が非常識であることを自覚していないことが多いです。
特に、非常識な両親や周りの大人に囲まれて育ってきた場合は、常識と非常識の区別がついておらず、自分が教えられてきたことや経験してきたことが世の中の当たり前だと信じているのです。
例えば、親が普段から乱暴な言葉遣いをしていたり、並んでいる列に割り込みをしたりといったことを見たり聞いたりしていれば、子供もそれで良いのだと思うようになります。
学校などでマナーを学ぶ機会はあっても、家庭環境が非常識であれば簡単には身に付かないでしょう。
周りの人から注意されても、何が問題なのか分からないため、反省することも改善することもしません。


・他人への関心が薄い

他人への関心が薄いことで、非常識な言動をとっている人もいます。
自分が周りからどう見られているかが気にならないため、本能の赴くままに振る舞います。
また、人付き合いが苦手で他人との関りが少ない人も、自分以外の人が持つ意見や情報に触れる機会が得られずに視野が狭くなりがちです。
他人に興味がないということは、周囲からの評価を気にしないということなので、本人はストレスが少なく生きられる一方で、周囲の人はどんなに注意しても聞き流されてしまうので、何とかしたいと真剣に向き合うほどストレスが溜まっていってしまいます。


・自分は特別だと考えている

非常識な人の中には、自分は特別な存在だから何をしても許されるという考えを持っている人もいます。
自分が特別だと考えるようになる要因としては、親が過保護だったり、過去の大きな成功体験が忘れられなかったり、といったことが挙げられます。
常に優遇されるのが当たり前で、他人に対する気遣いや感謝の気持ちが足りません。
いつでもどこでも自分が第一優先であることから、周囲への言動が非常識なものとなってしまうのです。


・相手よりも優位に立ちたいという意識が強い

非常識な言動として多くの人が挙げているのが「謝らないこと」です。
誰でも間違ったことをしてしまったり、他人に迷惑をかけてしまったりすることはありますが、大抵のことはしっかり謝罪して反省することで許してもらえるはずです。
しかし、非常識な人は決して自分の非を認めて謝ろうとはしません。
なぜなら、謝るということは負けを認めることと同然と考えているからです。
相手よりも優位に立ちたいという意識が強いあまり、素直に謝罪することができないのです。
その背景には、劣等感が潜んでいることもあります。


・ストレスを抱えている

仕事や人間関係のストレスから、非常識な言動をとってしまうケースもあります。
仮に、ストレスが原因だとしても、趣味やカラオケ、旅行など、人に迷惑をかけずに解消する方法はいくらでもあります。
しかし、適切なストレス解消法を見つけられずに、どんどんストレスを溜め込み、やがてそれが爆発して他人に攻撃的な態度を取ったり、迷惑な言動に走ったりする人もいるようです。
また、元々は常識のある人だったのに、過度のストレスを抱え込むうちに、正常な判断ができなくなり非常識な言動をとるようになる人もいるでしょう。
これまではなかったのに、急に寝坊や遅刻が増えたり、小さなミスを何度も繰り返すようになったり、言動に一貫性がなくなったり、といったことが目立つようになった場合は、ストレスに起因している可能性が高いです。

 

■非常識な人とストレスなく付き合う方法

非常識な人と上手く付き合っていくにはどのようにしたら良いのでしょうか?
ここでは、非常識な人となるべく少ないストレスで付き合う方法をご紹介します。


・できるだけ関わらない

非常識な人とは、できるだけ関わらないに越したことはありません。
相手と縁を切れるようであれば、一刻も早く切ってしまうことをおすすめします。
すぐには難しいという場合は、徐々に連絡や返信の頻度を減らしていくと良いでしょう。
職場や学校で毎日顔を合わせる場合は、完全に関わりを絶つことは不可能なため、一定の距離を保つように心がけてください。
挨拶や必要最低限の業務連絡のみに留めて、無用な会話をしないようにします。
特に、家庭や恋愛などのプライベートな会話は禁物です。


・2人きりになるのを避ける

非常識な人とどうしても関わらなければならない時は、なるべく2人きりになるのを避けましょう。
1対1で会うと、無理な頼みごとをされたり意地悪な言動をされたりすることも予想されますが、複数人の目があればそこまで非常識な言動はとらない可能性が高いです。
また、非常識な人は年上の人や立場が上の人に対しては弱い傾向にあります。
仕事上のトラブルで話し合いをする際は、上司に間に入ってもらうと丸く収まりやすいです。


・冷静に対応する

非常識な言動でイライラしたりカッとなったりしても、感情的にならないことが大切です。
相手の言動を否定したり、大勢の前でマナー違反を指摘したりすると、逆上して何をされるか分からないので、常に冷静さを保つようにしましょう。
非常識な人は他人の意見に耳を傾けるということができないので、何を言っても無駄だと割り切ることも必要です。


■常識を身に付ける方法

「自分の常識は他人の非常識」という言葉もあるように、自分では当たり前と思っていたことが、世間では非常識とされていたということもあります。
では、一般常識やマナーはどうやって身に付けたら良いのでしょうか?
ここでは、比較的手軽に常識やマナーを身に付けられる方法をご紹介します。


・本で勉強する

手軽に常識を学びたいのであれば、まずはマナーに関する本を読んで勉強してみましょう。
ただし、読むだけで常識が身に付くことはなく、実践しなければ意味がありません。
最初は上手くいかなくても、諦めずに繰り返し実践することで徐々に習慣化していきます。
家族や友人など、常識があると思う人にチェックを頼み、指摘された部分は改善するという方法も効果的です。


・テレビや新聞に目を通す

世間の常識は、テレビや新聞からも学べます。
忙しくて時間がないという人も、トップニュースだけは最低限チェックするようにしてください。
通勤や通学などのスキマ時間を利用して、ネットニュースに目を通すのも良いでしょう。
常識やマナーは、すぐに身に付くものではないので、毎日コツコツと続けることが大切です。


・マナーセミナーに参加する

ビジネスマナーに自信がない人は、社会人向けのマナーセミナーに参加するのも有効です。
ビジネスマナーに関するセミナーでは、身だしなみや挨拶、言葉遣い、電話対応、名刺交換といった基礎的な内容から、クレーム対応の仕方まで教えてくれるところもあります。
そうしたセミナーに参加して、ビジネスマナーを身に付けることで、上司や同僚だけでなく取引先とも良好な関係を築ければ、会社からの評価がぐんとアップすることも期待できます。


・一人暮らしに挑戦する

今まで一人暮らしをしたことがないという人は、思い切って一人暮らしを始めるのもおすすめです。
実家暮らしを続けてきた人には、1ヶ月にかかる水道光熱費や食費などの生活費をきちんと把握していない人も多いです。
また、炊事や洗濯などの家事もすべて親任せという人もいるでしょう。
一人暮らしには、自由に生活できるだけでなく、しっかりとした金銭管理能力が身に付く、家事ができるようになる、親に対する感謝の気持ちが生まれるといったメリットもあります。
自分が今までどれだけの人に支えられてきたかが実感できれば、周囲の人にも自然と優しく接することができるようになります。

 


世間には、一般常識やマナーが通じない人もたくさんいます。
たまたま居合わせた人であればまだ良いのですが、職場の人や友人など日常的に付き合わなければならない人の場合は厄介です。
非常識な人とストレスなく付き合うには、一定の距離を置くこと、二人きりにならないこと、感情的にならないことなどが大切です。
また、自分は常識があると思っていても、周りからは非常識だと思われている可能性もあります。
非常識な人を反面教師にして、自分の言動が自己中心的になっていないか、誰か傷つけたり迷惑をかけたりしていないか振り返ってみましょう。